−いすゞキュービック 国鉄バス 特別展示@九州鉄道記念館− 

九州鉄道記念館にて行われた「鉄道の祭典」イベントで、10/6〜7の2日間 特別展示させて頂きました。
展示のみならず、めかり公園までを往復する「体験乗車」も行われました。
 
鉄道記念館前に用意された展示スペースに到着の、いすゞキュービック
「国鉄バス」です。
昭和61年製造で、国鉄時代のオリジナルカラーのままで残る唯一の動態保存
車両です。
国鉄の象徴「つばめマーク」や木製の床板など、かつて通勤や通学でお世話に
なった方にとっては懐かしい一台かと。
車番は現役当時と同じ「・・ 32」にしていますが、「自家用」のため、通常は
「白ナンバーです。
この緑色ナンバープレートは展示用のダミーです。
(体験乗車の際は、当然の事ながら外します)

行先方向幕が「特急 博多駅」となっていますね。
これ、本車両に元々収録されていたオリジナルだそうです。
いよいよ、体験乗車に出発です。

「皆さん、右手をご覧下さい・・・」乗客の方がいっせいに右側を見ておられます。
そう、このバスには「スペシャルガイド」が同乗していたのです。
その人物とは・・・
何と、九州鉄道記念館の佐藤館長です。

記念館では「館長おもてなしガイドツアー」なる企画が実施されており、佐藤
館長じきじきに館内を案内して回るそうです。
(毎週水曜日の14時〜、20分程度)

ガイドのお陰で、体験乗車でちょっとした「ツアー気分」を味わって頂けたの
ではないでしょうか?
目の前を通過するのはトロッコ列車「潮風号」。
元々、貨物専用線として使われていたのですが、貨物輸送の廃止により
使用されなくなりました。
そこを「再利用」しようという訳で、登場したのがコレ。
運営は「平成筑豊鉄道」が行っています。

3連休という事もあってか、大勢のお客さんを乗せて走っていきました。
踏切を渡ってしばらく行くと、関門橋が見えてきました。
上と同じ地点にて、関門橋をバックに走行する「国鉄バス」。
天気がもう少し良かったら・・・
(10月6日撮影、当日はあいにくの曇り空でした)
めかり公園から鉄道記念館に戻ってきた「国鉄バス」。
こちらの画像は7日(日)のもので、この日は前日とはうって変わって天候に
恵まれました。
青い空と白い雲のコントラストが美しいですね!
「次は”九州鉄道記念館”前、終点です」
「ご乗車お疲れさまでした」
「お降りの際はお忘れ物のないよう今一度お確かめ下さい」
こんなアナウンスが聞こえてきそうです。

今では見られなくなったホワイト/メタルブルー/シルバーの3色を纏った
「国鉄カラー」の路線バス車両。
これからも、末永く活躍して貰いたいものです・・・
<番外編part1>
 鉄道の祭典に招かれた「ゲスト」です。
 今回は485系&787系の「特急電車組」でした。

 485系は九州新幹線の全線開業に伴い全車が定期運用を離脱。
 現役はこの1本のみだと思います。
 787系も九州新幹線の全線開業に伴い485系を置き換える形で各地へと
 散っていきました。

 どちらも「玉突き」の形で活躍の場を移した車両ですね。
<番外編part2>
 「ゲスト」ではないのですが、ある意味貴重かも知れないと思い、紹介させて
 頂くのは415系電車。

 関門トンネルを通って下関に行ける電車はコレだけ、という事もあって、今だ
 しぶとく生き残っています。
 が、手前の「鋼製車」の方は817系「白い3連」の投入により淘汰されつつ
 あります。
 このような並びが見られなくなる日も、そう遠くないかも知れません。

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