−平成24年9月25日の作業−
画 像 | 補足説明 |
キャブ背面、屋根(ひさし)下の部分はご覧の通り、かなり腐食が 進み、大きな穴が開いていました。 |
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FRPとエポキシ樹脂を用いて、穴を綺麗に塞いでいきます。 | |
FRP&樹脂が固まった後、パテを盛っていきます。 パテが固まったら面研ぎを行うのですが、直ぐには固まらないので しばし放置・・・ |
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その間に、キャブ前側を着手。 まずはケレン作業で表面の塗膜を落とし、下地を露わにしていきます。 |
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サンダーを用いたケレン作業の結果。 見事に素地が現れました。 中央部分は殆ど傷みも無いので、改めて錆止めを塗布していきます。 が、屋根(ひさし)下の部分は、何か怪しい感じですね・・・ 特に画面右側(運転室窓上)は明らかに鉄板を継いだ「ハリボテ」状態。 |
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傷みのある部分を避けるように、錆止めを塗布しておきます。 | |
ボイラー右側の面にも取り掛かりました。 | |
やっぱり「継ぎはぎの嵐」でした・・・ 継ぎ目部分が腐食して、穴が開いている箇所もあります。 |
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パテ等による修復を要する部分を避けるように、こちらも錆止めを 塗布しました。 |
−平成24年9月26日の作業−
タンク側(L型アングルの下)は補修を終えたのですが、キャブとの間 にはご覧の通り大きな隙間が出来ています。 この部分で「FRP⇒樹脂⇒パテ盛り」という、一連の修復工程をご覧 頂きたいと思います。 |
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まずは、FRPを貼り付けます(L型アングルは一旦、外しています)。 貼り付ける先にエポキシ樹脂を塗布し、適切なサイズにカットした FRPシートを接着していきます。 FRP(Fiber Rinforced Plastic)は名前の通り「繊維を固めた樹脂」で、 繊維質のものは「ガラス繊維」です。 下の方に、細かく散ったガラス繊維が見えますが、素手で払ったり してはいけません。 刺さると本当に痛いですョ・・・ |
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FRPを貼り付けた上から樹脂を塗布して固めていきます。 画像は、樹脂が固まって表面をヤスリ掛けしたところです。 アングルが取り付けられているので、補修した部分があまり目立ち ませんが・・・ |
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表面を平滑に仕上げるためのパテ盛り、いわゆる「板金パテ」です。 車の修理工場で、似たような光景をご覧になったことはありませんか? アレと同じようなものです。 パテが固まったら、ヤスリ掛けして平滑に仕上げます(面研ぎ)。 |
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キャブの屋根下部分も同じように。 | |
こちらはボイラー右前部。 | |
作業が進んで、右側タンク部分に着手。 まずはケレン作業から・・・が、しかし! |
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これは酷い!鉄板が完全に朽ちています。 ここまで腐食が進んでいると、もはやFRPやパテではどうする事も 出来ません。 止むなく鉄板で新規製作する事としました。 |
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こちらは石炭運搬車の表記類です。 塗装をいったん剥離して錆止めから塗布し直す以上、これら表記も 消える運命にあります。 後で再び書き込む際に、位置や形状など正確に復元するため、写真 撮影を行い記録しておきます。 上の「ロト22」(形式/車番)を見ると、以前に書かれていたものが うっすらと残っていて、位置や大きさが異なる事が分かります。 果たして、どっちに合わせるのでしょうか? |
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左側面に錆止めを塗布しました。 上の表記類もいったん「消滅」します。 |
−番外編 partV−
平成筑豊鉄道400形ディーゼルカーの一般カラー車。 「なのはな」号と言うらしいですが、その後ラッピング車が色々出て きたため、愛称で呼ばれる事は殆ど無いようです。 車両は新潟トランシス製の18M級で、俗に「NDC」と呼ばれており、 全国各地の3セク鉄道を中心に導入されています。 同鉄道の営業車両(13両)は全て本タイプに統一されていて、うち 7両がこのカラーで活躍しています。 |
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この春、817系2000/3000番台(白い新型)の投入により、一気にその 数を減らしつつある415系電車。 朝夕を中心に、ここ直方へも顔を出します。 現在、関門トンネルを超えて下関へ行ける唯一の電車(1500番台も同じ グループとみなします)ですが、登場から30年以上が経ち、「寿命」が 近付いています。 これに限らず、往年の国鉄型車両はここ数年で一気に淘汰されつつ あり、独特のモーター音や乗り心地を堪能出来るのも、あと僅かかも 知れません。 |
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筑豊線(折尾〜桂川)/篠栗線が電化され、「福北ゆたか線」という 愛称が付けられた際、新製の817系とともに投入されたのがこちら、 813系電車。 登場当時は前頭部/ドア/スカートが赤色で、鹿児島本線などを中心 に活躍していましたがが、本線区への投入にあたりガンメタリック系の 渋い色あい(スカートは黒)になりました。 普通列車への充当が多いようですが、快速運用にも就いています。 |
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「ドドドン-ドドン、ドンドン-タンタン-ドンドン・・・」何やら変なジョイント音が 聞こえて来たと思ってカメラを向けると、こんな珍客が。 俗に「マヤ検」と呼ばれる列車です。 ディーゼル機関車DE10に挟まれているのは、線路/路盤状態を 検測する車両で「マヤ34」という形式です。 マヤを使った検測なので「マヤ検」。 機関車牽引の列車自体が殆ど姿を消しているので、貴重な画像かも 知れません。 |