当倶楽部は、実物の鉄道車両や設備、及び映像/写真/音源/書籍資料などの鉄道に係わる有形および無形物を「鉄道文化財」として位置付け、これらを次の世代へ引き継ぎ 伝えていくために収集・整理・修復・保存する活動を行っている団体です。 現在は、敷地内に9600形59647号機/C61形18号機(前頭部)を静態保存、平成29年3月には行橋市よりD51形10号機を移設、現在も修復作業を行っています。更に、令和2年11月には熊本県高森町よりC12形241号機を移設致しました。 また、D51形225号機(直方市)/D60形61号機(芦屋町)/コッペル32号機(直方市)/C11形260号機(中間市)/C11形131号機(直方市)を修復し、これら車両は当倶楽部の修復済静態保存蒸気機関車と共に「定期保守管理」を実施しています。 それ以外では9600形29612号機の修復・移設(志免町⇒大分・玖珠町)やアルコ23号機(鞍手郡小竹町)の修復を行うなど、少しずつ実績を積み上げております。 また、国鉄バス(=国鉄時代のオリジナルカラー車)1台を「動態保存」し、小学校の社会科学習や各地イベントでの展示/体験乗車会などで活用しています。 直方市小学校の3年生を対象にした社会科見学「石炭と鉄道のまち直方」は、平成26年度から授業カリキュラムとして全校実施となりました(令和2年度はコロナの影響で一部の学校のみ実施)。 平成28年3月には鉄道模型を趣味とするメンバーで「模型部」を立ち上げ、毎月第一日曜日に「鉄道模型公開運転会」を開催しているほか、組立式のNゲージジオラマレイアウトを使用して各地での鉄道模型イベント等も開催するなどしています。 平成30年4月には5インチゲージの乗用「ミニSL」を趣味とするメンバーで「ミニ鉄道部」を立ち上げ、こちらもイベント等での活用を図っています。 このように、少しずつではありますが着実に活動の幅を広げております。活動の主旨に御賛同頂いた方が「会員」となり、年会費を納めて頂く事で活動を維持しておりますが、これまで以上に活動を盛り上げて行く為にも、ひとりでも多くの方々にご賛同・ご参加頂きたく宜しくお願い致します。 令和4年3月19日 編集 |
蒸気機関車9600形 59647号機(静態保存)といすゞキュービック 国鉄バス(動態保存)
国鉄バスは外装修復を行い、ご覧の通り美しい姿となっています(H26.4.12撮影)